05.02.11
脊梁山地は九州山地とも呼ばれ、国見岳、烏帽子岳、市房山など素晴らしい山々を連ねている。
その中で京丈山や大金峰は脊梁山地北端から緑川方面に向かう尾根の一つである。
今回、京丈山、大金峰のどちらに登るか直前まで決めていなかった。
朝、3時半に自宅を出発。国道3号線を南下して途中、眠くなったので「道の駅」でちょっと仮眠するつもり
が1時間近くも寝てしまい、また国道445号線の二本杉の峠付近では道が凍結しててチェーン装着など
予定よりも遅く着いてしまった。予想以上に雪も多かったので京丈山でなく大金峰に登ることにした。
国道445号二本杉峠付近は凍結していた | 二本杉峠から少し下った所から右の道に入る |
二本杉の峠を越え少し下った所から右の林道に入る。その林道沿いに大金峰の登山口はあった。
登山口広場には車数台駐車出来るようになっているが、下山した時も私の車1台だけだった。
また登山者も小金峰付近で大人一人と一緒にいたと思われる犬の足跡はあったが誰一人会うことはなかった。
コースとタイム 08:50 登山口 09:55 大金峰 10:37 福根分岐 10:49 攻分岐 11:14 (分岐)取付点 11:20 小金峰 11:38 小金峰出発 13:25 登山口 |
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注意 本文中には地図等が出てきますが、説明しやすくするためにコヨーテ本人が GPSのデータをもとに作成したものでありますが多少の誤差はあります。 またコースタイムには個人差があるため正確にしりたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします。 |
車の外気温は−5℃を示していた。予想以上に雪は多かったが凍結はしておらず、コースではそれほど急登な場所もなかったのでアイゼンを付けるほどではなかった。
入って暫らくは渓流沿いなどを通るが、そのうち水場もなくなり小金峰まで水場は全くなかった。
「マムシに注意」のと書かれた看板を目にするが実は事前にHPの情報でこの事は知っていた。新緑の季節は綺麗であろう大金峰であるが登る時季を早めたのもこう言う訳でもある。勿論今はいません。冬眠中です。
大金峰登山口 | 登山道に入って暫らく歩くとこんな看板が‥ |
コースはさほどキツイ道ではないが雪が積もっているので足を奪われてスピードは出せない。
登山者の足跡はないがウサギやタヌキか猪と思われる足跡が登山道に延々と残っていた。
その足跡の上を付いて行くと思わず「ズボッ!」と埋まってしまった。木々も霧氷で綺麗である。
天気は良く、またGPSの衛星受信状態も順調でありしっかりナビしてくれた。
ひたすら縦走路を進み、約1時間程で大金峰の分岐に着く。
雪の登山道 | 霧氷も綺麗 |
大金峰分岐。これより山頂へ | 雪もサラサラ。雪だるまは出来ません。 |
縦走路分岐から大金峰山頂までは約200m、10分くらいで着いた。山頂はこの後行く小金峰よりは広くゆっくり昼食をとれそうな場所ではあるが展望は望めない。
再び分岐に戻って今度は小金峰を目指す。
大金峰山頂 |
この先も似たような道が続く。縦走路では展望は望めない。
やはり雪に足を奪われて思った以上に進めない。登山口に車を駐車しているので折り返して戻らなければならない。時間が少し気になってきた。12時までに小金峰まで着かなければ引き返すつもりで進むことにした。時間との勝負である。
今回カメラは2台持って登っていて一眼レフは首からぶら下げて登っていたが、道沿いに伸びている背の高い笹を掻き分けて進むと雪がバサバサ落ちてきて雪まみれ状態!すぐにザックに入れた。
福根分岐 | 雪が積もった笹の道を進む。 |
攻分岐 | 小金峰取付点(分岐) |
アップダウンの道を進み福根分岐、攻分岐を経て小金峰の取付点(分岐)に着いた。
ここから急登の道を登ること7分で小金峰山頂に到着。
山頂は狭い。団体で登って来たら溢れて落ちそうなところだ。
でも展望は素晴らしい。どの山か分からないが雪をかぶった山々がみわたせる。恐らく京丈山と思うが見える。ここで昼食をとって折り返す。
小金峰山頂 | 帰りの縦走路で見た風景。霧氷の木々が日に照らされ綺麗だ。 |
小金峰山頂から見た展望 |
約1時間45分くらいで登山口に到着。
朝、凍結していた国道445の道はすでに解けていたので、このあと久連子の登山口を下見、五木村まで下って焼酎1本買って帰った。
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