万年山 1140m        2004年12月05日




「万年山」と書いて「はねやま」と読む。何でだろう‥玖珠町の山である。
柱状節理の山で横から見たら台形の形をしていて、
山頂部は東西3`、南北500mの平坦な広さを持つ。
雲海があったら雲の上を浮かぶ航空母艦みたいなものだろう。
今回、小国方面に用があって出かけたので、その近くの万年山に登って見た。


 コースとタイム

 09:00 登山口
 09:27 林道
 09:43 山頂
 09:51 山頂出発
 10:23 登山口

万年山へのコースは北側と南側がある。
北は吉武台牧場から登るコース、南は黒猪鹿地区から九州自然歩道を登るコースである。
南側の自然歩道コースには途中の「おしがお台」と呼ばれる草原に出ると、万年山の柱状節理の形が
ダイナミックに見える‥との事なので、こちらのコースを今回は登ることにした‥が。
国道387号線を小国方面から玖珠町へ向かうと宝泉寺温泉の付近に九州自然歩道への入口があり
これより左折。丁度「橋」と「トンネル」の間に案内板があるのですぐ分かる。

国道387号線宝泉寺 九州自然歩道の表示

ひたすら案内に従って快調に車を進めていたが途中で思わぬ分岐に出くわした。
変則四つ角のところで道が分かれている。
こともあろうか‥右の道、正面の道、どちらも「万年山」の案内板が立っている。
「どっちだろう?」「道が分かれているが、最後には同じ登山口に出合うのかな?」
と思い、しかも鋭角な右折は曲がりにくいので正面に向かった。

そしてキャンプ場らしき場所(ロッジを建てていた。もうすぐOPENかな?)を過ぎると登山口を発見。
だが地図を見ても今一現在位置を把握できてはいない。

車道分岐 登山口

今日は天気は良いが風が強くて寒い。上下共に厚手の服を着て登る事にした。
暫らくは落葉樹の林道沿いを進んで行き、やがて林道から川沿い(水は殆んど流れていない)
の登山道を登っていく。
やがて川沿いの道から離れ、徐々に傾斜が急になってくる。
ところが期待していた「おしがお台」の草原は見えてこない。柱状節理の形も見えない。
「コースが違うのだろうか?」
この後の傾斜が急な登りの所で視界が見えてくると、やっとコースと位置が分かってきた。
柱状節理の形は見えた‥が見える方向が違っていた。
本来のコースでは東側から縦の先端が見えるのであるが、
このコースは南の南側で横長の柱状節理の右端が少し見えているではないか。
後で分かったのだが実はこのコースは「カラ谷コース」であったのだ。

川沿いの登山道 コース途中から見えた柱状節理
の形をした万年山の東先端

暗い杉の木々の中を進み、林道を横切って再び暗い杉林の中を進んでいくと
やがて視界がパッ‥と開けてきた。
道沿いは笹で覆われていて後方には涌蓋山も見える。
尾根?に出ると山頂の三角点がある場所はすぐそこにあった。

笹の中の登山道 山頂

山頂広場はとにかく広かった。広い平地が東西長〜く伸びて見える。
展望も抜群で先ほども見えた桶蓋山は勿論、今日は見えなかったが天気が良ければ九重の山々も
見えるようだ。
北側下方向には吉武台牧場も見える。
しかし今日は風が強く寒かったので家から作ってきた「おにぎり」は食わずに下山することにした。
帰りは同じ道を下る。

山頂西方向。とにかく広い。 山頂から見た吉武台牧場

下山後、先ほどの分岐まで戻り、もう一つの登山口(本来登るコースだった所)に行ってみた。
狭い林道(九州自然歩道)を車で進んで行くと「山頂まで4.2kmの地点」で縦方向からの
万年山の柱状節理の形が見えるではないか。(一番上の写真です。)
今度はこのコースを登ってみよう。


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