05.03.20
岩宇土山は熊本・脊梁山地にある山で「仰烏帽子山」同様、福寿草が咲く山である。
前回、仰烏帽子山に皆と花を観賞しに登ったが、今回も福寿草を求めてこの山に初めて登ることになった。
朝3時半に自宅を出発。九州自動車道を南下して広川SAにて長崎からの二人と合流。宮原にて県道25号線を五木村に進み国道445号線から北上。途中の「横手公園」にて車1台に乗り換え「久連子」の岩宇土山登山口へと向かった。
天気は朝から雨が降っている。このコースは石灰石が多く雨が降ると滑りやすいと聞いていた。
しかも期待している福寿草もこの雨では咲いていないのでは‥と不安も過ぎってくる。
狭い道を車で上がっていき、やがて平岩登山口に到着。登山口付近にはすでに10台ほど車が駐車している。
早速準備して登ることになった。。
メンバー6名 山馬鹿さん、Yさん、エゴノキさん、肉まんさん、五右衛門さん、コヨーテ。
国道445号線沿いの公園。後方の山は上福根山? | 平岩登山口(02.11に撮影)。 |
ルートとタイム 08:20 平岩登山口 09:35 久連子鍾乳洞 石灰岩峰 10:05 岩宇土山 10:20 稜線分岐(上福根分岐) 10:55 福寿草群生地 昼食 11:15 出発 11:30 広い台地 12:40 林道出合い 12:57 平岩登山口 |
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注意 本文中には地図等が出てきますが、説明しやすくするためにコヨーテ本人がGPSのデータをもとに作成したものでありますが 多少の誤差はあります。またコースタイムには個人差があるため正確にしりたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします。 |
久連子コースの登山口は民宿久連子荘の近くにある。見落としそうなこの登山口から山へと入っていく。
登山口から暫らく急な道を登っていき、やがて稜線に出る。
この辺から石灰岩が目立ってきた。ゴロゴロと転がる石灰岩の道は崩れやすく、滑りやすい。
稜線に入り石灰岩も目だってきた。 | 石灰岩で滑りやすい道。滑り落ちそうだ。 |
久連子鍾乳洞より少し手前付近に黄色い花が見えてきた。福寿草である。
この雨で半ば諦めていたのだが、雨に濡れながらもちゃんと咲いていた。
鍾乳洞より少し手前にも福寿草が咲いていた。 | 雨に濡れながらも咲いていた福寿草。 |
再び石灰岩の道を登っていく。久連子鍾乳洞(洞窟)・石灰岩峰までやってきた頃には雨はすでに雪へと代わっていた。
吹雪いていて手も悴む。
鹿避けのネットに沿って進んでいくが‥「このコース一番の難所?」この辺はクマササが茂ってて私自身がこの網に捕まってしまった。
尾根伝いに進んでいくと、いきなり岩宇土山頂が出現!ポツリとある山頂プレート。見逃しそうな山頂である。
雪の中記念撮影をした後、このあと上福根山に進むか、行かずに群生地に向かうか皆で相談したが、雪も降っている事
上福根山に登るのに2時間くらい掛かると言う事で今回は分岐から群生地を経由して下ることになった。の雪
石灰岩の道は崩れやすく険しい。 | 石灰岩峰付近からの展望。 |
石灰岩と雪の白に染まったガレ場を登る。 | いきなりポツンと現れる岩宇土山山頂 |
杉の植林帯を進むと上福根山との分岐があり、これより下っていく。
30分ほどで広々とした群生地に着くのだが、この途中にもあちこち福寿草が見られた。
時期的にもう遅いかな?と思っていたが結構咲いている。やや伸びきってて地を這うようなものではないが
蕾もまだまだあり結構楽しめるところだ。
仰烏帽子山みたいにロープが張っているわけでもなく間近に見ることも出来た。
群生地で昼食をとったあと下山。
これより下の広い台地に下る時にやや道に迷ったが下の台地、さらに下る途中にも広範囲に福寿草が見れた。
あのビロード色に輝く福寿草こそ見れなかったが期待以上の花に出会えて感動である。
オコバ谷を下って行き、林道に出て降りていくと久連子荘横に出てきた。
大きな福寿草? いえ、福寿草を撮ってます。 |
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福寿草群生地 | 下の広い大地での群生地 |
岩宇土山で出会った福寿草たち
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