冠 岳   516.4m            2010.12.27


 徐福の像と冠岳


昨日は開聞岳、野間岳に登り、その夜は道の駅「きんぽう」にて車中泊
今朝はよく冷えた。周囲は霜も降りて車のフロントも白く凍ってました。
今日は北薩3山の一つの「冠岳」に登る。心配された雨も無く良い天気だ。

国道270号、3号線を北上して串木野のジョイフルにて朝食。
そのあと県道39号を上っていき「冠岳500m」や「冠嶽園」の案内板があるところから曲がり、冠嶽神社に向って道を上がっていきます。
徐福像がある1km手前の道沿いにある煙草神社下の登山口付近に車を止め、これより登ることにした。
近くにはトイレもある。

県道39号「冠嶽園」の案内板から曲がる 煙草神社入口(登山口)

ルートは煙草神社から材木嶽、尾根道を進み経塚を経由して冠岳(西岳)にいく。
下りは更に縦走して天狗岩へ。 鎮国寺、道沿いにある徐福像まで降りて煙草神社登山口に戻るコース。

09:13 煙草神社登山口09:19 煙草神社・材木嶽分岐〜09:24 煙草神社〜09:46 材木嶽
〜09:59 経塚〜10:08 冠岳(西岳) 10:12〜10:19 天狗岩〜10:42 鎮国寺 10:53
〜11:00 徐福像〜11:18 煙草神社登山口
注意 本文中には地図等が出てきますが説明しやすくするためにコヨーテ本人が作成したものであり、
縮尺・方角等は正確ではありません。正確に知りたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします。

よく整備された登山道で入ってすぐには英彦山にも見られるような溶がん岩もある。
そのうち煙草神社と材木嶽との分岐に出合う。煙草神社は現在、下からの道は通行止めとなっている。そのため煙草神社へ向かうには分岐先から神社がある下に降りて行く事になる。

溶がん岩がある登山道 煙草神社と材木嶽との分岐

鎖場を伝わり鳥居まで降りていきます。ひぇ〜っ!
そしてここが煙草神社の洞窟。ここには天然の煙草が自生してます。
煙草の吸殻入れが妙に目立ちます。

鎖を使って煙草神社まで下る 煙草神社

洞窟の中の煙草?

再び鎖場を上り先ほどの分岐から材木嶽へ
直登コースと迂回路があり、最初時間短縮のため直登を上がろうとしましたが、ホントに急なので迂回路を上がりました。
「T字分岐」にて左は冠岳(西岳)。右に100m行ったところに材木嶽があります。行ってみました。

道を上がったところにある狭い頂には案内板と祠?があり、案内板には「山頂は、四角柱や五角柱になった自然の岩が積み重なり、ちょうど材木を積んだようすに似ているので、材木嶽と名がついたのです。〜省略 」と書かれている。
材木岩はどこだろう?祠の石だろうか?

迂回路 材木嶽

先ほどの「T字分岐」に戻り、縦走路を西へ直進していきます。
経塚との分岐に出合い、ちょいと寄ってみた。499mの経塚。

経塚との分岐 経塚

引き続き西へ縦走していき上りきったところに冠岳の山頂に出合う。お社と二等三角点があります。
展望も一部望めます。

冠岳(西岳)山頂

山頂から西へ。急坂の下りを歩調の合わない階段を使って降りていきます。
そして天狗岩の標識に出合う。
「天狗岩」と言うからには、どこか天狗の鼻に似ている岩があるのかな〜?‥と思っていたが
岩が5段積みの岩になってて、この岩を「人力で積み重ねられるはずがないところから天狗岩と名づけられた」との事。
なるほど。

さらによく整備された道を下っていきます。

天狗岩 石畳の階段を下っていく

やがて「西岳登山道」と書かれた指導標がある林道に出合う。
ここは林道を横断して再び登山道に入りショートカットする。
またまた林道に出て分岐より鎮国寺に向かって車道を進んでいきます。

林道に出る(横断) 鎮国寺に向かっていく

立派な鎮国寺。後方には先ほど登ってきた冠岳が綺麗に見えます。
境内では大勢の方々が掃除をしていました。考えてみたら‥もう年末なんですよね。

鎮国寺から石段を下っていくと道路沿いにある徐福像のある広場まで降りれた。
秦の始皇帝の命令で方士徐福が不老不死の薬を探しに来て、ここに王冠を置いていったことから
冠岳の名が付いたらしい。

徐福像の後方には先ほど登った冠岳、経塚、材木嶽が見えます。

鎮国寺 徐福の像が見えてきた

ここから車道をのんびり歩くこと約1km、登山口に到着しました。

下山後は紫尾山へハシゴも考えたが、明朝ゆっくり楽しむことにして午後は観光。
久しぶりに出水のツル観察センターに寄ってみた。また夕方には水俣の「湯の児温泉」にてお湯に浸かり
明日の紫尾山に備えて今夜は道の駅「みなまた」にて車中泊する。

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