霧島・韓国岳  壮大なる山々の展望  1700m

04.09.20

霧島登山2日目。昨日は高千穂峰に登ったが今日は西峰の韓国岳に登る。
今回も縦走するので車1台を下山地点の新湯温泉に置く。もう1台の車に5人が乗って出発地点の大浪池登山口に行った。天気はまずまず!目指せ山頂!

 08:35 大浪池登山口
 09:05 避難小屋(分岐)
 10:00 大浪池分岐・避難小屋
 11:00 韓国岳山頂
     (昼食)
 11:35 韓国岳出発
 12:55 獅子戸岳
 12:12 鞍部(分岐)
 13:25 新燃岳(火口縁)10分休憩
 13:55 鞍部(分岐)
 15:30 新湯温泉
 

注意 本文中には地図等が出てきますが、説明しやすくするためにコヨーテ本人が作成したものであり、縮尺、方角等は正確ではありません。またコースタイムには個人差があるため正確に知りたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします。

登山口から石畳の道を暫らく登っていく。まだまだこの辺は序の口である。30分ほどして避難小屋、大浪池が見えてきた。思った以上にデカイ火口湖だ!韓国岳山頂は雲が掛かっていて見えないが感動です。
ここは大浪池「東回り」と「西回り」の分岐でもある。火口縁を回るコースのことで反対側の韓国岳避難小屋で再び合流する。「東回り」は時計と反対側に進む。どちらも3kmと同じ距離で今回は「東回り」をとった。

大浪池登山口 大浪池(分岐)より


コース分岐付近
東回りコース途中から見た大浪池と韓国岳

コースはのんびりとした道で登山道沿いには色んなキノコや「キリシマヒゴタイ」などの花も咲いていた。
展望が望める岩があったが‥ここが火口縁山頂かな?
やがてグルッと半周して西回りと合流!避難小屋に着く。
ここから韓国岳山頂までが長く辛い。
立派な木の階段が設置されているが、昨日の高千穂峰から下りの階段は一段一段の間隔が狭く踏み外しそうだったが、こちらは逆に間隔は高く一段一段上がっていくのが大変だ!しかも「これでもか!」と言うくらい長い。こっちは大男が造ったのかな?
やがて1600mくらいの所から木の階段は消えガレ場が見えてくる。山頂まではもう一息だ!
バックには先ほどの大浪池の全貌が見えている。



韓国岳山頂への急登。後方は大浪池
韓国岳避難小屋
山頂最後の登りはガレ場

山頂からの眺めは素晴らしい。月のクレーターみたいな火口があちこちに見え、他の山々とは違う雄大さを感じさせる。大昔、あちこちでボッコン、ボッコン噴火していたんだろうなぁ‥。
お昼の弁当は朝、Sさんが握ってくれたオニギリを各自ザックに積めて登り、この韓国岳で食う!
海苔を巻いて食う!美味い!Sさん、ありがとう!



韓国岳火口
山頂から見た新燃岳
Sさんが握ってくれた「おにぎり弁当」
おにぎり3個にたくわん一切れ(写真は1個食った後です。

韓国岳から新燃岳へと向かって縦走する。山頂から下る頃には先ほどまで雲で見えなかった高千穂峰が見えてきた。どこを見ても絵になる景色だ!下りはやや傾斜もあり所々滑りやすいとこもある。道沿いに咲いている「アザミ」の葉がトゲトゲで肌に当たると痛い。

韓国岳からの下り 触ると痛〜いアザミの葉
 韓国岳から下る途中
 から見た絶景。   
手前から獅子戸岳、
 新燃岳、
 一番奥が高千穂峰。
 高千穂峰火口から 
 噴煙も見える。    
キリシマヒゴタイ 獅子戸岳への登り

東への縦走路は長く続く。獅子戸岳山頂で休憩して東の新燃岳へと下っていく。
下りで右側に面白い形をした岩が見えてくる。最初はスフインクスのようにも見えていたが、やがてラクダの形に変わっていった。
正面には段々と新燃岳の火口縁が近づいてきた。
獅子戸岳と新燃岳の間の鞍部は霧島連山のほぼ中間地点である。新湯温泉への下山道はここから下るが、一旦新燃岳へ登る。ラストの登りを上がった所にはまだ見ぬ世界が待っている。

獅子戸岳の下り。前方は新燃岳 ラクダ岩?

新燃岳火口縁に着くと遠くから見えなかった火口の湖が私達の目の前に飛び込んできた。色はエメラルドグリーン。今日はやや雲っていて肉まんさんは「晴れている時はもっと綺麗だ」と言うが、十分である。火口湖の絶景に圧倒される。火口壁の一部には小さな噴煙も見え、硫黄の匂いもする。

 エメラルドグリーン色した
 新燃岳火口湖    

再び鞍部に戻って新湯温泉へと下っていく。下山道は樹林帯の中。自然いっぱいで「鹿」が出てこないか‥とカメラの準備までしていたが時間帯が合わなかったのか出てこなかった。
コースは一見迷いそうな所もあるが、至る所に赤いテープやケルンの目印がり案内してくれる。
途中大きな川二箇所を徒渉するが、一箇所が台風の大雨の影響か‥崩れていた。木などを置いて慎重に渡る。もう一箇所の川を徒渉すると林道に出合い、ここから新湯温泉までは林道一本道。やがて車の置いている駐車場に着く。
帰りに近くのホテルの温泉に入浴して福岡に帰った。

新湯に下る途中の徒渉
増水して壊れていた


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