南アルプス・北岳 3.163m    2008.07.18−20  その4





肩ノ小屋から少し高山病?に掛かる。寝不足のせいか?暑さのせいか?
肩の小屋の左横から山頂までの上りがある。急登で特に下りは滑落したら大変です。用心!登山道沿いからでも綺麗な花があちこちに咲いています。写真を撮ろうと下を向くが、再び頭を上げるとフラフラ‥頭もポワ〜。標高は3.000mを越えてます。やはり高山病かな?

北岳肩ノ小屋 上りの斜面から見た肩ノ小屋




途中から見た北岳山頂。左側に富士山が見えている



山頂到達!やったー!
360度の展望は実に素晴らしい。天気にも恵まれてホントラッキーでした。
山頂からは富士山、仙丈ガ岳、甲斐駒ガ岳がくっきり!そして南側には間ノ岳、農鳥岳‥と縦走路がダイナミックに見える。
もっと視界が良ければ遠くに穂高連峰・槍ガ岳まで見えるらしいが、残念ながら見えなかった。

富士山 山頂広場
日本第二の高峰にて 三角点には白根岳と書かれている

十分楽しんだ後、肩ノ小屋まで下る。
今回、日本第二の高峰の登頂を目指す為にツアーに参加したが、もう一つ期待していたものがあった。
世界にここ(北岳)だけにしか咲かないと言うキタダケソウである。

実は時季的にはもう遅く(梅雨時季がピークらしい)、また今回ルートの変更もあり見られないと諦めていたのだが、
なんと!肩の小屋にあった。

小屋の横の花壇?に植えてあって丁度開花していた。
花壇でも何でもOK。初めて見れたので感動です。思わぬプレゼントでした。


キタダケソウ


宿泊する部屋に入り夕食まで暫し寛ぐ。
部屋の中はおよそ6畳ほどの広さで、ピーク時ともあってツアーの27名がここで寝る。シェラフで寝るのだがギチギチ状態!
両隣の人の肩があたり、寝返ると目がさめます。夜中トイレに行くのにライトが光ったり、ドアの開け閉めの音‥どうしたら気持ちよく寝れるかと、腕を組んだり、伸ばしたり、頭の下に持ってきたり‥結局寝れなかった。

話は元に戻すが、肩ノ小屋に降りても頭痛がする。仕様が無いので頭痛薬と麦酒を飲んだら何とか治まった‥がまだ、頭はフワフワ状態である。
そのうち夕食になり皆で頂き、夕日も楽しんだ。


肩ノ小屋の夕食 小屋で売っていた麦酒。雪で冷やしてます


仙丈ガ岳方向に沈む夕日 夜中、小屋から見た山頂方向

2日目 下山

朝、3時半頃から部屋の中がざわめく。4時には起床して御来光を見に外に出てみる。
小屋に泊まっていた人達、テン場で泊まった人達が御来光を見に出ていた。
富士山も綺麗!甲斐駒ガ岳付近からは眩しいほどの朝日が美しく照らしていた。

その後は行列の出来るトイレに並んでお勤めを果たし、5時半に下山の為に出発した。

小屋の広場から見える富士山 御来光

初めてのアルプス。思い切って参加しましたが天気にも恵まれて実に素晴らしいものでした。
ツアー参加の皆さん、お疲れ様でした。アミューズトラベルの方々、本当にお世話になりました。

05:30 肩の小屋〜06:00 小太郎尾根分岐〜08:10 大樺沢分岐〜10:45 広河原山荘


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