九重・大船山 御池の紅葉

04.10.16

九重の紅葉は大船山の御池から下りはじめる。
今回は真赤に染まる御池の姿を見るために岳麓寺からのコースを使って登ってみた。

コースとタイム

7:10 岳麓寺登山口 〜 7:55 第2ゲート 〜 8:10 柳ヶ水分岐 〜 8:50 入山公墓 〜
10:05 大船山山頂(御池撮影&昼食)11:15 山頂出発 〜 11:25 段原 〜12:30 風穴 〜
13:15 柳ヶ水分岐 〜 14:05 岳麓寺登山口                         

注意‥ 本文中には地図等が出ていますが、説明しやすくするためにコヨーテ本人が作成したものであり
縮尺、方角等は正確ではありません。またコースタイムには個人差があるため、正確に知りたい方は
         国土地理の地図や他の資料をお勧めします。  
                                  



朝7時頃、岳麓寺登山口の駐車場に到着。風も少しありやや肌寒い。
さっそく準備して出発!舗装した道を進んで行く(車はここからは進入禁止)。
ゲート手前には登山届の記帳所があり記入して進む。
この第1ゲートから次のゲートまでは牛が放牧されている。
ある情報誌には「牛のすぐ側を通り抜ける」「かなりスリルがある」と書かれていた。
やや不安気味で進んだが今日は定休日なのか牛さんたちには出くわさなかった。
(朝は‥である。)

岳麓寺登山口 牧野道

あちこちに落ちている牛さんたちの糞を避けながら進んでいくと道が二つに分かれていた。
大船山の方角からすると左の道のような気もするが右側の道(真直ぐ)である。
指導標は少し先にある。間違えそうな分岐だ!
今日は天気は良く気持ちいい。
道沿いには「ウメバチソウ」や「ヤマラッキョウ」「マツムシソウ」「リンドウ」などが咲いていた。

間違えそうな分岐。大船山は右です。 柳ヶ水分岐

第2ゲートの柵を越えると、ここから登山道に入っていく。
暫らく登っていくと柳ヶ水の分岐に出合う。
大船山には左の「入山公墓経由コース」と真直ぐの「風穴経由コース」があるが
以前、段原から風穴に下った時にかなり長い傾斜が続いたのを感じていたので
前者を登りに使用して、下りに後者の風穴を経由して戻ることにした。

途中、入山公墓にちょっと寄り、暫らく進むと広っぱに出会い、パッ‥と視界が見えてきた。
再び樹林帯の中を進んで行くと「木と大岩が一体化?」した岩があり、この付近から傾斜が急になっていく。

入山公墓

高度が高くなっていくにつれ下界の展望もまた美しくなっていく。
雲海が下方に広がっていて、その中を遠く祖母・傾山群や阿蘇山群がポッカリと浮いていた。
紅葉の方は?‥と言うと今年は少ないようだ。
この付近から見た山肌は、まだ少し早いかも知れないが、
色付きそうな葉そのものが相次ぐ台風の襲来で散ってしまったようだ。

山頂に近づくにつれ潅木帯の中を進むことになった。
やがて山頂近くの広場で大船山の山頂が見えてきた。

山頂手前の広場から見た大船山山頂。

大船山山頂到着!山頂には沢山の登山者がいた。
そして御池を見ると「凄い!」池は紅葉していた。
周囲の人たちは「今年はダメだな‥」と言っていたが初めて御池の紅葉を見た私には感動ものでした。
間近で御池の紅葉を見たかったので先ほどの広場付近まで戻り、そこから池に下りて見た。

池の側には数名が写真を撮っていた。
この時間やや逆光で影になってしまう。

山頂から見た御池
御池の水に‥!
池の水面に紅葉が反射して綺麗でした。

再び山頂に戻って昼食をとり、風が冷たかったので下ろうかと思っていたら
visionさんがいた。偶然とはいえビックリである。
いろんな山があるのに、しかも同じ時間に山頂に会うとはスゴイなぁ‥。
visionさんは長者原から登ってきており、このあと平治岳の方へ向かった。

山は段原経由で風穴に下る。
段原から噴火口跡の米窪の縁を半周して後は一気に下る。
その縁は潅木帯に覆われていて枝が腕に当たって痛い

段原。後方は北大船山

米窪の縁と別れて長〜い下りの道を黙々と下っていく。
斜面は急な所のあり滑りそうなところもある。(滑った)
35分程で風穴に着いたが膝が笑っていた。

風穴から柳ヶ水分岐までは初めてのルートであったが
道はしっかりしていてのんびりと歩くことが出来た。
男池からのコースと比べると遥かに楽だ。
再び分岐まで戻り、あとは行きと同じ道を帰る。

帰りの牧の道、ふと前方を見てみると、あちこちに黒い物体が‥。
朝にはいなかった牛さんたちが‥「どこに隠れていたんだ」と言うくらい沢山いる。
ムシャムシャと道沿いの草を食っていたが
狭い道に横向きにいると、ホント間近を通らなくてはならない。
かなりスリルがあった。

牧の道にいた牛さんたち 春に咲くクサボケの花と実が同時についていた


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