2006 九重のミヤマキリシマは悲しかった


そろそろ九重もミヤマキリシマの開花時期ではないかと思い、早起きして出掛けて見たが
今年は開花が遅く、例年よりも少なく、そして虫の被害が凄まじく花は悲しいくらい無かった。
特に驚いたのがこのシャクトリムシである。
男池から平治岳へのルートでは良く見かけていたが、
牧の戸側からのルートでこんなに見たのは初めてであり
虫嫌いの私にとっては恐怖をも感じさせた。
西千里ガ浜から南側は虫に食われ周囲の木々は茶色に変色。
今年の九重のミヤマキリシマは期待出来ない悲しい登山となった。

コースとタイム
06:42 牧ノ戸峠〜08:43 星生山〜09:21 久住分れ〜09:44 久住山(昼食) 10:10
〜10:34天狗ガ城〜10:51 中岳〜御池〜12:35 牧ノ戸峠
注意
本文中には地図等が出てきますが、説明しやすくするためにコヨーテ本人がGPSの
データをもとに作成したものでありますが多少の誤差はあります。
またコースタイムには個人差があるため正確にしりたい方は国土地理の地図や
他の資料をお勧めします

朝4時に自宅出発。高速を使って6時15分には牧の戸峠に到着した。
風があり少し肌寒い(天気は良く、その後もの凄く暑くなった。)
沓掛山付近から前景が見え、ピンク色には全く染まっていない山肌に愕然する。

ミヤマキリシマはポツリポツリだったが登山道沿いには
ツクシドウダンやマイズルソウ、イワカガミ、チゴユリなどの花も見られた。

ツクシドウダン チゴユリ

生山の尾根筋に入るとシャクトリムシが目に付く。
体長2cmほどもあるこの虫が堂々と道を這っているではないか!それもあちこちに‥。
服に付かないか気が気でない。よく肥えている。こいつら皆、ミヤマ食ってんだろうなぁ‥。
山頂を過ぎても奴らはいる。岩を黙々と這っている。目まいがしてきた。
久住分れに下りて、居ないであろう(虫)久住山に向かい昼食をとった。

虫に食われ茶色に染まった所が目立つ 元気に咲いていたイワカガミ


久住山から先進むか戻るか検討。
何日か前に「中岳でシャクトリムシの大群に襲われた」との
情報を得ていたので中岳は辞めようかと思っていたが、
中岳から戻ってきた人からの情報では
「居ない」との事だったので登る事にした。
その後も「シャクトリムシ情報」を収集していくと天狗ガ城はOK。中岳から稲星山へは×。
扇ガ鼻も×と言うことで今回は稲星山と扇ガ鼻はコースから外した。

天狗ガ城より久住山(左)と中岳(右)を望む

岳から平治岳方面を見たがスッポリ雲が掛かって見えない。
昨年はミヤマの当たり年で山全体がピンクに染まっていたのだが‥。

中岳より稲星山を望む 御池


その後、御池を経由して牧ノ戸峠に戻った

ポツリと咲いていたミヤマキリシマ。
今回撮った写真はこの1枚だけだった。


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