国見岳 1739m          樅木コース             2010.10.10



国見岳は九州山地で最高峰の山であり、熊本県で一番高い山でもある。
今回は連休を利用して樅木コースより初めて国見岳に登ることになった。

前日、道の駅「宇城」にて車中泊。朝6時半に出発して美里町より国道445号線に入り二本杉峠を越える。
二本杉峠から五木村へ向かう国道445号線。
このストリートから「大金峰・小金峰」や「京丈山」などの脊梁の山々の登山口へと入って行きます。ワクワクしますね。
でも道は狭いです。所々遭遇する工事中箇所。突如現れる対向車に驚き!離合もドキドキです。
なかなか気も抜けず進む事15分、下屋敷より県道159号線に入り五家荘の樅木へと向かう。

樅木のキャンプ場前を通り、「八八重」にて国見岳の標識に従い鋭角に曲がり林道を進む。

国道445号の下屋敷より県道159号に入る 八八重・国見岳の標識に従い曲がる

林道に入って「Y字」の分岐に差し掛かるが、右の道を上がっていくと今年4月に登った白鳥山の登山口へと向かう。
五勇谷橋がある国見岳登山口へは左の道を10kmほど進むのであるが‥
現在(2010年10月10日の時点)工事中により通れなくなっていた。

「五家荘ねっと」の道路情報によると迂回路が作られていて、そちらから登山口へと向かう。
元来た道を戻ることになり再びキャンプ場の前を通り過ぎて、その先にある「樅の木橋」手前から迂回路の道へと入る。
1kmほど迂回路を進むと「T字路」にて従来の林道と合流、あとは五勇谷橋前のゲートまで約7kmをひたすら走らせる。

因みに本日は日曜日で休みだったので工事は行われていなかったが、平日はこの迂回路の通行も時間規制されているので注意!(五家荘ネットで確認してね!)

右が白鳥山登山口へ。左が国見岳登山口(工事中) 樅の木橋手前より迂回路へ入る

車はゲート前までしか行けず、この辺の路肩に駐車する。
最初分からずゲート前まで車で行ったのだが、ゲート前は既に車でいっぱい!狭い林道を駐車出来る場所までバックする羽目になった。
さっそく準備してスタート。ゲート横をすり抜けて林道を進んで行き、五勇谷橋を渡る。

五勇谷橋・ゲート前 五勇谷橋


  GPSを元に作成した地図とコヨーテの歩行時間

  コースとタイム

 08:47 五勇谷橋・ゲート  
 08:54 登山口
 09:39 分岐
 10:54 山頂
 11:07 山頂から下山
 12:34 登山口
 12:42 五勇谷橋・ゲート    
注意 本文中の地図は説明しやすくするためにコヨーテ本人がGPSのデータをもとに作成したものでありますが
多少の誤差はあります。またコースタイムには個人差があるため正確にしりたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします。

林道を300mほど進んでいくと登山口がある。ここからすぐ急登に出合う。
思いっきり急登です。植林帯の中をグングン上がっていきます。
「こりゃ、帰り(下り)が怖いな〜」
正直、下りは滑り落ちそうな怖さもあったので、下りはここを通らず「この先の」分岐から旧登山口の方へ降りようか‥と考えていたが、「旧登山口からゲートまでの林道が崩壊して通れない」という情報を得たので、下りも「この急登」を降りることになっちゃった。

                   


    
登山口 いきなりの急登

暫く進むと20人ほどのグループに追いついたので、少しばかりペースを落として後ろから付いていくことにした。
本日登る前から筋肉痛の私。実は昨日、天気が雨だったので山に登ることは諦めて「坂本の石段」を上りました。
日本一の石段で、その段数は3.333段!お陰で足のももはパンパン状態!
この筋肉痛で今日の急登はホント辛いです。

でも天気は良く、青空もいっぱいで絶好の登山日和です!
その青空の下、天に伸びる木に猿の腰掛も見えます。

途中で、グループは道を譲ってくれたので(本当はもう少しゆっくり登りたかったが‥)再びペースを上げ登る。
やがて旧登山口からの道と出合う(分岐)。

    
 ←登山道途中で見つけた猿の腰掛を付けた木

                旧登山口からの道との分岐点 ↓

段々とスズタケも増えてくる。両サイドをスズタケに囲まれた中も登っていく。
たぶん1409m地点。今までは木々に囲まれて展望に恵まれなかったが、ここに来て展望が良い場所に出合う。
山頂に向かって右側で、写真の左端に見える頂が国見岳の山頂‥かな?

登山道途中にある展望場所

周囲は自然林に代わっていたし、道も先程ほどは急ではない。
紅葉はまだまだ先ではあるが、中には色付いている木々もあった。
青空と紅葉はやっぱり綺麗です。

一部色付いた木々があった

ブナの巨木や何か分からないが‥自然林がいっぱい!
清々しく登ってても気持ちよいものである。

         

上りも緩やかになり石灰岩もゴロゴロとしている。
ふと何やら黒いものがポツポツ伸びているなぁ〜‥と思ったら、火事で黒焦げたようなバイケイソウがあちこち伸びていた。
ん〜ここはバイケイソウの群生地だな〜

その後、登山道沿いには石楠花の木がいっぱい現る!
ん〜ここは石楠花の群落地だな〜

やがて五勇山からの道と出合い(分岐)、道を曲がったら山頂はすぐそこである。
山頂には祠もあり、また1等三角点もある。

山頂手前の分岐 国見岳山頂

山頂からの展望は抜群!360度の大パノラマである。
祖母山方面も綺麗に見えるはずだが、残念ながら雲で見えませ〜ん。
でも小国見岳、五勇山はくっきり見えてました。

山頂から見える小国見岳、五勇山

下山は往路を戻りました。
急坂を滑り転げないように慎重に下りました。

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