桶蓋山 1500m   霧氷の世界  04.12.26


前回の津波戸山に登った時に年賀状用の写真を撮ったが、あまり綺麗に撮れてなかったので
今度は場所を変え改めて撮ることにした。
撮影場所は桶蓋山の山頂。ここから見える九重の山々のパノラマはダイナミックで素晴らしい。
これをバックに「酉」を撮ろうと思った。
それともう一つ。涌蓋山には昨年5月に熊本の「はげの湯温泉」側から登ったことがあるが
大分の筋湯温泉側からはまだ登頂したことがなかった。
2002年のGWに一度チャレンジしたのだが悪天候の為、途中でリタイヤした苦い思い出がある。
年内にクリアしておきたかった為、この山のこのコースを目指したのだ。
だが今朝からの冷え込みで山は霧氷で真っ白!そして山頂は‥。

 コースとタイム
 07:50 筋湯温泉公共駐車場〜07:55 疥癬湯・登山口〜09:05 涌蓋越(15分ロス)
 〜09:45 女岳〜10:00 山頂〜11:25駐車場

朝4時前に自宅出発。国道386、210号線を通って九重町迄行き、そこから四季彩ロードを南下して
筋湯温泉付近まで向かったが、少々着くのが早過ぎてまだ周囲は暗かった。
そこで一旦、長者原まで行って仮眠を取ることにした。
車窓から三俣山を見ながらの仮眠は実にいい。
夜が明けると薄っすらと白くなった三俣山が目に飛び込んできて更に感動を覚えた。
「こっちの山に登ろうかな‥」と気持ちが揺らいだが、本日は桶蓋山である。
‥と自分に強く言い聞かせて筋湯温泉に向かった。

筋湯温泉・公共駐車場に車をとめて出発。流石に今日は寒い。
疥癬湯温泉の所に桶蓋山の登山口があり、建物の中を通り抜けて登山道に入っていく。

疥癬湯温泉・登山口。建物の中を通り抜ける。 落ち葉も凍ってます。

笹の道、牧草地を進んでいくと前回リタイアした場所の電波反射板が右手に見えてきた。
ここからは未開拓地だ!霜柱を踏みながら進んで行った。

ゴロゴロとした石ころの道を進む。 右手に電波反射板が見える。

やがてゲートの横を通り柵に沿って西に進んで行くが、どうも山頂付近は雲が掛かっていて晴れるような気配ではない。でもこの辺から霧氷が見えてきた。

一つ目のゲート 霧氷があちこち見えてきた。

2つ目のゲートを越えて右に進むと林道(桶蓋越)に出る‥が間違って真直ぐ進んでしまい反対側の登山口まで出てしまった。
再度戻ってGPSで位置を確認していると別のルート(スキー場からと言っていた)から登ってきた登山者二人と会い、一緒に登ることにした。
林道(桶蓋越)を少し進むと道沿いに指導標があり、ここから急登の道を登っていく。

2つ目のゲート。右に進む 涌蓋越

段々と気温も下がってきて風も冷たい。霧氷の形も大きくなってきて綺麗だ。
この辺はアセビの木も多い。花が咲く頃は綺麗だろう‥が今は霧氷で凍っていた。
山頂付近は真っ白で何も見えない。山頂からの写真はすでに諦めていた。
何度か休み、休みしながら登っていく。
そして女岳。えび天のようなデカイ霧氷も見えてきた。凄まじい。

女岳。 この辺になると霧氷もデカイ!
凍ってます。 山頂はもうすぐです。

ラストの登りを気合で登って行くと桶蓋山の山頂に着いた。
山頂広場は広い‥のだが真っ白で何も見えません。
写真を撮るのに手袋をちょっと外しただけでも凍るように冷たい。
山頂に設置されている温度計はマイナス4度を示していた。
ほんのちょっと山頂にいて、すぐ下山することにした。

山頂は−4℃。寒いです。

下山は行きと同じ道を下っていく。そして駐車場に着いた。
帰りに筋湯温泉にてゆっくり湯に漬かり、暖まって帰路についた。


             おまけ

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