天 山     03.09.28

天山と言えばスキー場のことが先に頭に浮かぶかもしれないが、この辺では一番高い山であり
展望も雄大で素晴らしい山である。
山頂へは車ですぐ側の駐車場まで行って、そこから30分で登ることが出来るのだが、
今回はふもとの市川から登ることにした。
また、この山は西に「雨山」、東に「彦岳」そして古湯へと縦走路が続いていて、天山山頂に登った後は
一旦西の「雨山」に進み、再び天山に戻ったあとは彦岳の方へと縦走して七曲峠から市川に下るコース
をとった。

 コースとタイム
 09:00 市川バス停〜10:15 天山彦岳横断林道〜10:35 天山遊歩道の道標
 〜11:00 駐車場(15分休憩)〜11:40 天山山頂(昼食) 12:40〜13:10 雨山
 〜13:47 天山(13分休憩)〜15:25 七曲峠(30分休憩)〜16:45 市川バス停  

古湯から西の県道37号線の市川バス停に車を駐車して出発。
橋を渡って林道市川線を山手に登っていく。道は舗装されているが車は一台もすれ違うことは無かった。
道沿いのあちこちには赤い「ツリフネソウ」の花も咲いていた。
1時間ちょっと歩いた頃に天山の北側中腹を走る「天山彦岳横断林道」に出合う。
この道を横断して川沿いの道を登っていく。
20分くらいして、いきなり左側に真新しい指導標が出現した。
道標には「天山遊歩道↑」と書かれていて、ここから登山道に入るのだ。
この道標がなかったら登山口は分からずに進んでいたかもしれない。

天山彦岳横断林道と交差。直進 天山遊歩道の道標

ここから駐車場までの道はやや荒れていた。
藪、杉林、藪‥の繰り返しの道。藪を払いのけ、蜘蛛の巣を払いのけ‥たいへんでした。
冬場に来た方が良かったかな‥とこの時は思った。
やっとの事で最後の笹に覆われた道を抜けると視界は一気に開けて駐車場に出た。
車で意図も簡単にここまで来れるのだが‥まぁ、いいや。

駐車場 天山と雨山の分岐

駐車場から石がゴロゴロしている登山道を登っていくこと30分、天山山頂に到着。
山頂広場は広々としていて小学校の遠足で沢山人が来ても十分な位の広さがある。
また、ここからの展望は抜群であり、北は背振山地の羽金山や雷山が、西側には前回登った作礼山や
八幡岳も見える。
南側には佐賀平野に有明海、そして今日は天気が良かったので遠く普賢岳まで見ることが出来た。

天山山頂 山頂から見た八幡岳

昼食後、雨山に行ってみた。山頂から一旦下って再び登ると雨山の山頂がある。
山頂は狭いがそこまで行く道筋は歩いていて気持ちいい。リンドウやタンナトリカブトなども咲いていた。

天山山頂から見た雨山 雨山山頂にて

再び天山の山頂に戻り、下山は彦岳方面に縦走して下ることにした。
長く長く続く稜線!草原の中に1本の道がずっと伸びていた。天気も良く気持ちいい。
展望も抜群で途中の縦走路からは天山スキー場が下方に見える。
また道からちょっと外れた場所にはタンナトリカブトや時季的にはもう遅いマツムシソウがまだ咲いていた。

長く伸びる縦走路 マツムシソウがまだ咲いていた







  タンナトリカブト

  猛毒である。口にしてはいけません。
  濃い鮮やかな紫色をしててとても綺麗です。
  戦国時代の武将・加藤清正の兜を思いだし
  ました。

天山の山頂から約1時間半、木々の中などを下り七曲峠に着く。
車道を横切って登山道を降りても良かったのだが、道が荒れている気もしたので車道
(天山彦岳横断林道)を右にちょいと行った所にある十字路を左折、そのまま車道を下って市川バス停
まで戻った。

七曲峠。
これを左折すると天山彦岳横断林道に出る。

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2007年9月の天山