2009.01.22
平戸島最南端の島で九州百名山の一つでもある「志々伎山」。
今回初めて平戸に渡り、この霊山に登った。
05:45 自宅出発 ‖ 08:10 平戸大橋 ‖ 09:23 阿弥陀寺 ・ 09:45 志々伎神社中宮 ・ 09:51 中宮跡 ・ 09:55 最初のロープ箇所 ・ 10:00 腰掛岩、展望が良い場所 ・ 10:08 下り坂(看板有り) ・ 10:14 草履置場 ・ 10:25 山頂 10:35 ・ 11:01 駐車場 ・ 11:16 阿弥陀寺 |
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注意 本文中には地図等が出てきますが、説明しやすくするためにコヨーテ本人がGPSのデータをもとに 作成したものでありますが多少の誤差はあります。またコースタイムには個人差があるため 正確にしりたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします。 |
平戸大橋を渡り、国道383号線をひたすら南下。途中から県道19号に入り「野子バス停」より手前から「志々伎山」「阿弥陀寺」の案内板に従い左折して阿弥陀寺へと向かう。
交通機関を利用する場合は「野子バス停」を出発して、この「阿弥陀寺」を通って山頂へと上る。
最短ルートとしては車で阿弥陀寺先から林道に入り、「志々伎神社中宮」近くの駐車場からのスタートもある。
今回は阿弥陀寺に車を駐車してスタートすることにした。
平戸大橋 | 阿弥陀寺・登山口 |
今日の天気は曇り。昨夜まで雨が降っていたせいか道は濡れている。平日であるせいか他の登山者は全く居ない。
暗い参道。石段あり、歩調が合わないガンギあり、何とも滑りそうなガンギなのか?坂なのか?分からない道とバラエティに富んだ参道だ〜。(^^;
やがて石段を上がると「志々伎神社中宮」が見えてきた。
写真(下右)の先に写っているのが中宮。山頂へは「木の鳥居」を過ぎてすぐ右の舗装道へ曲がっていく。
その前に中宮へと寄ってみた。(トイレ有り、避難小屋?みたいのもある)
志々伎神社中宮への参道を上がる | 志々伎神社中宮。登山道は木の鳥居から右の道へ |
先ほどの分岐より舗装された道を進んで行くと登山道の入口に出合う。
このまま舗装された道を進むと駐車場に出る。阿弥陀寺から林道を上がってくると、この「駐車場」まで来れる。
下山時に寄ってみたが結構広い広場である。トイレは無い。
登山道を黙々と進んで行くと「中宮跡」に出合う。
暫く進むと最初のロープ箇所に出合う。
(上)分岐。登山道はここから入る。 このまま舗装道を進むと林道から上がってきた駐車場に着く。 最初のロープ箇所(右) |
実は私、この山に登る前は低山なので少しなめて掛っていた。南下する車から見た志々伎山の山容は普通の山に見えていた。
しかし反対側(南側)から見た山容はそれとは異なり「槍の穂先」にも見え凄い!
ロープ箇所も思ったよりも多く、昨夜までの雨のせいか岩も滑りやすい。
まぁ〜上りは難なく上がれたが‥やはり下りの時はしっかり滑りこけてしまった。ロープや側の木ををしっかり掴んでいたのにも関わらず2回もこけてしまった。(>_<) ザックがなかったら痛かっただろうなぁ〜。
登山道途中には「腰掛け岩」がある。案内板には「或る時命が軍状を見るため、志々伎山へ登る途中、賊の流れ
矢に当たり路傍の石に越し掛け、矢を抜き取り大地に突き立てて落命され‥」と書かれている。
思わず腰掛たくなるような岩だったが‥「鮮血が流れて苔となった」と書かれており、何だか怖くなったのでサッサと進むことにした。
直ぐ先にはまたまた岩場のロープ箇所。ハイ!この岩場で下りの時に滑ったんです。(^^; 注意!
この岩場の先で「パッ!」と視界が開ける。曇っていたが視界は良かった。海の向こうには沢山の島々が見えていた。
そして前方には岩峰が‥。そそり立つような岩峰。後で分かったが(その時は単なる岩峰と思ってた)‥あの岩峰が山頂です。(^^;;
腰掛け石 | 展望抜群の所。山頂が見える。 |
せっかく上がってきたのに‥途中少し下る道がある。石で出来た古い道標もあり、そこには‥何と書かれているのだろうか?
何となく「下りますよ〜!」と言っているような気もする。
これより少し下り道。案内の道標(左)とその下り道 |
巻き道らしきものを進んで行くと最後の上りの前に岩窟に出合う。そこには「草履置場」と書かれている。
案内板には「志々伎山は古くから女人禁制の霊山で‥男子もここで草履を脱ぎ、頂上まで素足で上がる掟があった‥」(一部内容省略)と書かれている。今は女人もOKだし、登山靴で上れるけど‥この先の岩場を素足で上るのは痛いばい!
この先すぐのロープ箇所で下るに滑りました。(^^;
草履置場 | 山頂直下の岩尾根 |
岩尾根からの展望も凄いです!ダイナミックです!
ただ‥「もっと高い位置から眺望だ!」‥と岩尾根の上まで上がってしまうと、道に戻る時に岩に躓いてこけたりしたら大変!
下まで転げ落ちてしまいそうです!危ない!危ない!注意!
岩尾根付近から見た志々伎湾 と後方は佐世保方面? |
ツツジ系の木だろうか?岩尾根の道沿いには沢山あって‥咲いたら綺麗だろうなぁ〜
その木々の中を上がって行きます。
山頂直下の岩尾根を上がっていく。 |
山頂は狭い。石祠と三角点はあるが山頂プレートなどは無い。
展望は360度のダイナミックなパノラマが広がって見えます。素晴らしいです!
その分、風ももろに当たって寒いですが‥(^^;
志々伎山の山頂 |
海の向こうには島々も良く見えます。帰宅してカシミールSDで確認したところ、その方角の島々は五島列島でした。
天気が良くて青空も広がっていたら‥もっと綺麗だったことでしょう。
下りはそのまま来た道を下る。
山頂付近から見た岬(西側)。 後方は五島列島(右から宇久島、野崎島、中通島)と思われる。 |
下山後に野子崎付近まで行って志々伎山の山容の写真を撮ってみた。
同じ山なんですが見る方角よって山容と全く別の山に見えますネ。
志々伎付近から見た山容(左)と野子崎付近から見た山容。 |
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