白岩山・向坂山  1620m 1684m2009.08.27


 白岩山


九州山地の山である白岩山・向坂山にキレンゲショウマの群生地があるという情報を得たので早速登ってみることにした。
白岩山・向坂山は宮崎県の五ヶ瀬ハイランドスキー場のところにある。

朝3時半に自宅を出発。
4月に行った祇園山、比叡山の時と同じように日田、小国、阿蘇、高森町を通り、あとは五ヶ瀬ハイランドスキー場の案内板に従い、車を走らせた。
国道265号線を南下してトンネルより前の本屋敷よりスキー場の案内に従い右折、五ヶ瀬ハイランドスキー場に向かう。

国道265号線の本屋敷より入る。 道には霧立越登山口の門がある

ひたすら山に向かって車を走らせるとカシバル峠(左は五ヶ瀬ハイランドスキー場の駐車場)に着く。
丁度リフトの下を通る所で、左に曲がるとスキー場の駐車場である。
登山口は直進、舗装していない白岩林道を更に1kmほど上っていき「T字路」で右に曲がったところにあり、8時前には到着した。
登山口がある駐車場は「ゴボウ畑」と呼ばれており、昔この辺は「ゴボウ畑」だったらしい。

カシバル峠(左は五ヶ瀬ハイランドスキー場の駐車場) 登山口(ゴボウ畑)

駐車場には私の車の他に既に1台止まっていた。
地元のグループ3人方々で丁度「白岩山」へ登り始めるところだった。
実はこの山のキレンゲショウマの群生地の場所を私は知らない。事前にネットである程度調べたが正確な位置はよく分からん。
そこで、このグループに聞いて見ると親切にも教えてくれた。(ホッ!)
おおそよの場所が分かったので、まずは白岩山・向坂山に上り、帰りにキレンゲショウマを観賞することにした。

 コースとタイム

 08:03 登山口(ゴボウ畑)
 08:17 白岩峠(杉峠)
 08:33 白岩山(1620m)
     休憩
 08:42 出発

 09:01 水呑ノ頭(三角点)

 09:18 白岩山
 09:33 白岩峠
 09:53 向坂山
 10:04 スキー場(リフトの上) 
      休憩
 10:22 出発
     林道(撮影時間含む)       
 11:35 登山口
注意 本文中の地図は説明しやすくするためにコヨーテ本人がGPSのデータをもとに作成したものでありますが
多少の誤差はあります。またコースタイムには個人差があるため正確にしりたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします。

登山口からはいきなり急登。
でも、ここの登山道はよく整備されている。道を木製のチップが敷き詰められていて綺麗だ。
登山道右側には、ず〜とネットが張られている。これは鹿避けのネットである。

やがて白岩峠(杉越)に着く。ここは白岩山と向坂山の分岐でもある。

綺麗に整備された登山道 白岩峠(杉峠)

白岩峠から白岩山までは1.3km。先ほどまでの急登はなく山頂手前まではのんびりとした登山道が続く。
山頂の近くまで来ると‥おっと扉が!やはりここも鹿が入らないようにネットが張られていて、人間はここを開けて入る。
物干し竿に洗濯物を挟む「ハサミ」が付けられていて、これがロック?の代わりみたい。

白岩山までの登山道 鹿避け用のゲートを開けて入る

山頂手前の岩場(ロープあり)のところに来てビックリ!「お〜っ、花がいっぱい!」
「ソバナだ〜!」「シコクママコナだ〜!」
群生してました。片手ロープ、もう片手にカメラを持ち、写真を撮るのに忙しく‥直ぐ近くまで山頂に来てるのになかなか着きません。
山頂一帯はいろんな花でいっぱいです。

山頂手前のロープ 白岩山山頂にて。口の中は貰ったオレンジでモグモグ状態。

山頂は石灰岩が露出した岩峰で狭い。
でも今日は天気も良く、視界も良く、眺望は良かった。

ここで先ほど登山口で会ったグループと一緒になる。そのグループから聞いたところ‥
実は三角点はこの場所になく、更にここから縦走した先にある「水呑ノ頭」にあると言う。
「せっかくここまで来たなら、行った方がいいいよ!」「若いから、扇山まで行けるよ!」とグループから言われたが
私はそんなに若くはないし〜扇山はまだまだ向こうじゃん。

一旦グループと分れ、遅い朝食のおにぎりを1個食べて「水呑ノ頭」までは行って見ることにした。

これから向かう水呑ノ頭(左)と霧立越の峰(右)

「水呑ノ頭」へは一旦斜面を下って縦走路の霧立越を進む
山頂から先を進み、左側のロープ箇所から下る(下の写真)のだが‥足の踏み跡がその先まで続いており間違ってロープ無しの岩場を直に下りる。
「すげぇ〜道だな〜」「一般的な道じゃないぞ〜」などと思いながら気にもせず下りたが、再び白岩山に戻る時に「ここが」違ってたことに、やっと気づく。(やっぱりね)

再びネットが張られた扉(出口?)を開けて縦走路の霧立越を進む。(今度は洗濯ハサミは付いておらず、紐を解いて開けた)

縦走路の霧立越の途中に分岐があり、ここから134m上がったところに水呑ノ頭がある。
これより先、縦走路を進んでいくと扇山に行くらしい。

白岩山からの下りの岩場 霧立越の途中にある分岐。ここから水呑ノ頭へ

水呑ノ頭には三角点があり、資料によっては「ここ」が白岩山と地図に記されてもいる。どっちが白岩山の山頂なのだろうか?
でも水呑ノ頭は木々に囲まれて展望は望めません。展望は先ほどの岩峰の白岩山が良い!

再び白岩山、白岩峠まで戻り、今度は1km先の向坂山に目指す。
先ほど(白岩山)より距離は短く「楽勝じゃん!」と思ったのが間違い。ここから急登のガンギがひたすら続く。
峠に設置されている温度計18度で思ったほど高くはないが、でも暑い!登山道には沢も無けりゃ水もない!暑い!

水呑ノ頭 向坂山への急登のガンギ

何度か休憩しながらガンギを上りきった先にピークらしきところがあり、「山頂?」と思ったが甘い。
アップダウンしてようやく向坂山に着いた。ヘトヘト‥
三等三角点もあり白岩山よりも広い広場。下るとスキー場へ。西?側に向かう道は三方山、椎矢峠へと続く縦走路である。
誰もいない山頂で一人記念撮影。

その後はひたすらスキー場へと下っていく。「パッ」と開けたかと思うと、そこはスキー場のリフト上部。
先ほどのグループと再び会う(良かった。キレンゲショウマの場所を教えてもらえる)

向坂山 スキー場のリフト上部

今はシーズンオフの五ヶ瀬ハイランドスキー場。リフトのイスも外されてます。
ここからの展望も抜群。4月に登った祇園山と揺山も綺麗に見えてました。
写真中央のポツンと二つ聳えて見えるのが祇園山と揺山(‥らしい)

暫く休憩してグループと一緒に下る。
リフト横の道?を降りていき、今は閉園中のスキー場の建物の前を通り、あとは登山口までひたすら林道を下っていく。

ふと下りながら考えてみた。今日のルートと逆コースで先に林道を上がり向坂山、白岩山とどちらが楽だったか?
今日は登山口から白岩峠までの急登+白岩峠から向坂山までの急登を通ったが、逆コースだとガンギの急登はスキー場上部から向坂山までの上りのみ。あとは林道とスキー場の斜面の上り。
確かに逆コースだと楽そうだが〜最初からダラダラ林道は疲れそうだ(‥というのは個人意見)。どっちかな

スキー場 登山口までの林道の下り(リフトの下を通る)

初めての白岩山・向坂山に登頂して、期待していたキレンゲショウマにも出会い、十分満喫して登山口に戻った。


 本日出会った花たち 


本日のお目当てのキレンゲショウマ


























他にも白岩山付近で出会った花たち


 ソバナ   四国ママコナ

 



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