天主山 1494m           鴨猪川コース      2010.10.11


  天主の舞台より天主山頂方面を望む


昨日は国見岳に登り、その夜は樅木のキャンプ場に泊まる。
6時半に烏帽子岳〜国見岳を縦走する「そよ風さん」らを見送り、私は二本杉峠を越える。

一昨日は日本一の石段に登っちゃったために足はパンパン状態!このまま帰ろうか‥とも思ったが、もう1座登れそうであり
また、ここまで来てて帰るのは勿体無いので天主山にチャレンジすることにした。

国道445号線の二本杉峠を越えて美里町に入る。
国道218号線を東へ車を走らせ矢部町より「鮎の瀬大橋」の案内板に従い右折、暫く進んで再び「鮎の瀬大橋」の案内に従い右折して後は「鮎の瀬大橋」目指して進んでいく。

因みに直ぐ近くには有名な通潤橋もある。

国道218号線・矢部町より鮎の瀬大橋を目指して曲がる ここから曲がり鮎の瀬大橋へ。通潤橋は直進して直ぐ右折する

立派な「鮎の瀬大橋」を渡り、その先の「T字路」を左折。約1kmほど進んだところの右側に「天主山登山口」の標識があり
ここから鋭角に曲がり菅林道に入る。( 「大しめ縄」の標識もある )

鮎の瀬大橋 「天主山登山口」の標識に従い鋭角に曲がる

山都町のホームページによると、天主山へ登るルートのうち「内大臣林道椎矢峠ルート」は通行止めになっているので
今回は「林道清和矢部線・菅林道ルート」より登ることにしたのだが‥
通行可だが「段差有り注意。また車体の低い車やバスなどは入らないでください。」‥と書かれている。
確かに‥
実は一昨日、雨だったので山には登らず‥とりあえず天主山の登山口まで下見をしに行ったのだ。
その時のこと。林道に入ってすぐ段差に遭遇‥
特に雨で水溜りの深さも分からず深みにハマリ私の車はもの凄い音をして擦ってしまったのだ。

本日は雨も無く水溜りも無くなってはいたものの段差はあり、慎重に車を進み何とか擦らず行けた。
でも登山口近くになると石がゴロゴロ。上から落ちて来たと思われる大きな石もあちこち‥避けながら進みます。
そして林道終点(その先はロープは張られて行けません)に登山口がある。
既に車が2台駐車していたので、すぐ近くの林道路肩に止めてスタートする。

登り口はここから右側の林道を100mほど行ったところにある。道は荒れていて車は絶対に通れない。
「鮎の瀬新道・天主山登山口」の標識が左側にあり、いよいよ天主山に向けて登っていきます。

登山口。ここに車を駐車 鮎の瀬新道・天主山登山口

 GPSを元に作成した地図とコヨーテの歩行時間

  コースとタイム   

  08:35 登山口
  08:39 鮎の瀬新道・天主山登山口     
  09:31 天主の舞台
  10:32 天主山頂
       (昼食)
  10:58 下山開始
  11:49 天主の舞台
  12:25 登山口
注意 本文中の地図は説明しやすくするためにコヨーテ本人がGPSのデータをもとに作成したものでありますが
多少の誤差はあります。またコースタイムには個人差があるため正確にしりたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします。

取り付きからはいきなりの急登!いきなりのロープだよです。
しかも、この急斜面が長いこと!長いこと!
あまり上りが長いので地図で確認してみた。「うっ!この山は上りばかりじゃん。」

取り付きから「天主の舞台」までの登山道は間隔が狭い等高線の中をひたすら突き上がることになっている。
その距離は山頂までのおよそ半分にあたる。

また地図からは「天主の舞台」からは一旦少し下り、山頂手前付近にはまた急登に遭遇することが分かる。
天主をなめてた。この山はキツイぞ〜!

    




何度も休憩しながら上りきり「天主の舞台」に到着。
前方には天主山の山頂だろうか?見えてます。まだまだ先にです。

しかも、少しばかりここから下りに入る。
勿体無い〜!勿体無い〜!せっかく上ったのに勿体ないです!
鞍部らしきところまで下り、再び上りだが先程までの急登ほどではない。

天主の舞台 自然林の巨木とスズタケの中を進む

この山は自然林がいっぱい!ブナなどの木々が多く見られて何とも清々しい。
大きな倒木もあちこち見られた。
時々道に倒れこんでいて、そのたびにヨイショ‥と跨いで進みます。

このルートは踏み後もしっかりしてて迷うことは無いが、
下りの傾斜の時に一箇所、倒木のせいで一瞬道を見失っている。注意。

そして展望はあまり望めません。

倒木もあちこち 巨木もあちこち

山頂より250m手前(GPSによる水平距離)でロープ箇所が現れて、またまた急登になる。
上りはそうでもなかったが、下りがちょいと滑りそうでした。

しばらく進んでいくと石灰岩が目立つようになってきた。ここは石灰岩地帯(およそ200m手前)
白い石がゴロゴロ!そしてその先にはなんと! おおっ! ここはトリカブトの群生地!

                           
ロープがある急登 石灰岩も増えてきた


石灰岩地帯にトリカブトがいっぱい咲いています。
少しピークを過ぎてて色も少しばかり薄いが、立派な形をしたトリカブトがいっぱいです。
こんなに沢山のトリカブトを見たのは初めて!
ここまでの急登で苦労して上ってきた者へのご褒美で〜す!

トリカブトの群生地にて

トリカブトがたくさん咲く中、アケボノソウもチラホラ見つけました。

アケボノソウも咲いてます。中には花弁が4枚も

ラスト少し巻き、そしてジグザグに山頂へと上がっていきます。
ちょいと上りにくい木の階段。これがまた長いです。
この辺‥春はヤマシャクヤクの群生地かな?

やがて天主山の山頂に初登頂!
山頂は木々に囲まれているために殆ど展望は望めません。三角点もあります。

山頂にて、朝作ってもらったお弁当を頂きました。

ラストの上り 天主山の山頂

下りは往路をもどりました。
帰りは長〜い下り道。ローギヤーで下りました。

次回はヤマシャクヤクが群生する頃に来てみたいですね。

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