鶴見岳    霧氷が見れる山   06.02.12                        


2日ほど前、福寿草の開花宣言は出たもののまだ僅かしか咲いておらずピークには遠い。
ならばこの時季の鑑賞としては「氷の花」ではないか?霧氷を見に行こう!
霧氷と言えば「普賢岳」「鶴見岳」が有名である。双方ともまだ霧氷は見たことが無いが、
鶴見岳に関してはまだ登頂もした事がない。という事で今回は車を東に走らせ鶴見岳を目指す。

朝5時に自宅出発。九州自動車道の一部を使用して別府ICまで向かう。別府IC付近では車の
ハンドルを少し奪われそうになる位強い横風が吹くこともあった。
「これは山頂で吹き飛ばされないかな‥」
8時には鶴見岳の登山口でもある「ロープウェイの高原駅」に着いた。

 コースとタイム
 
 08:11 ロープウェイ高原駅駐車場  
 08:40 御嶽権現社
 09:56 山上駅分岐
 10:07 鶴見岳
     山上駅前広場
 10:53 山上駅分岐
 12:08 高原駅駐車場

注意 
本文中の地図は説明しやすくするためにコヨーテ本人がGPSのデータをもとに
作成したものでありますが多少の誤差はあります。またコースタイムには個人差が
あるため正確にしりたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします。

高原駅の駐車場に車をおいて出発。駐車場から暫くは県道11号線沿いの登山道を進み、県道沿いにある鳥居付近から登りとなる。この辺は風が無く、極寒用のシャツにフリース、防寒着を着てたが逆に暑くなってしまい中のフリースを脱ぐ。
御嶽権現社でお参りして、その先で登山届をして本格的な登りに入る。

ロープウェイの高原駅 御嶽権現社

ここでは海抜0mの別府から鶴見岳山頂までの約12kmを登山する「べっぷ鶴見岳一気登山大会」が毎年4月第二日曜日に行われている。そのため登山道沿いには「一気登山道 R地点 海抜900m・ゴールまで1.6km 時間」といった指導標が10分おきにたてられている。登山者に親切な山である。
ジグザグの登りを坦々と進んでいく。所々に粉をパラパラと蒔いたような雪も道に見られる。

一気登山道ここで登山届けを出す。 自然林の中の登山道

海抜1250mのY地点で「ロープウェイの駅に行く道」と「山頂に行く道」に分かれる。山頂からの帰りにロープウェイの駅を経由して下山するとして、登りには左の山頂方向に進むことにした。段々と小さいが霧氷も出てきた。最後の登りを上がりきると頂上直下の公園に出る。ここでは七福神の恵比寿様が出迎えてくれる。
山頂まではロープウェイで来ることも出来るため観光者も多い。キツイ思いして登山道を登ってきた者としては簡単にロープウェイで上ってくる観光者を見て「何のために歩いて登ったんだろう‥」と思いがちだが、実は観光者も駅から山頂までの道のりは簡単では無い。観光者にとっては思った以上に山頂までは距離はあり、また階段が凍結して滑りやすい所もある。アイゼンを持たない普通の靴を履いている観光者にとっては至難の業。手すりを握りしめ、結構大変そうだった。

最初に出迎えてくれる恵比寿様 鶴見岳山頂

山頂は風もあり寒い。写真撮影で手袋をちょっと外しただけでも手が凍えそうだ。そして待望の霧氷。思ったよりも小さかったがあちこちの木々に立派な霧氷を見ることができた。
一番感動したのが山頂から見える隣の由布岳である。白く雪化粧した由布岳がダイナミックに迫ってくるようで素晴らしい。実に綺麗だ。思わず「由布岳登った方が良かったかな‥」でも時間的にこれから由布岳は厳しい。次回という事で‥。

山頂から見た由布岳 霧氷

この後、下のロープウェイの駅まで降りてみた。駅前の広場では観光者でいっぱい。ジャンボ温度計が広場にあり、前で記念撮影する観光者も多い。気温はマイナス2度。
ここから先ほどの「Y地点」の分岐に行く予定であったのだが道が分からない。結局分からず同じルートで下る。
登りの時には登山者はあまり見なかったのだが下る頃には多くの登山者とすれ違う。
道はドロドロになってて気づいた時にはズボンは泥だらけ。お昼には下の駐車場に戻った。

登山道途中から見える山上駅と広場 広場にあるジャンボ温度計


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