屋久島
2009.05.12〜16

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宮之浦岳から永田岳を望む

今回は念願でもあった屋久島の山・宮之浦岳に登ることになった。

5月12日(火)〜13日(水) 移動

 高速バス(夜行バス)
 フェリー屋久島丸
 路線バス(まつばんだ交通)
 23:45 博多駅交通センター === 06:08 鹿児島本港(高速船ターミナル)
 07:00 鹿児島港 〜〜〜 10:55 宮之浦港
 12:40 宮之浦港入口 ==== 14:11 紀元杉

屋久島への交通手段にはいろいろあるが、行きは高速バスとフェリーを利用した。
博多駅交通センターから鹿児島行きの夜行バスが出ていて、6時間は掛かるものの料金が往復割引で8.000円
と鉄道や航空機に比べると安い。

しかも早朝には終点の鹿児島本港の高速船乗り場に着くため、そのまま屋久島行きの船に乗れてその日のうちに淀川小屋まで着けるのでスケジュール的にも便利である。

夜行バスの車内は独立3列シートでゆったり。快適である。ブランケットもトイレもあるので大丈夫。ペットボトルの茶を2本買って乗車する。天神から既に乗車している人も多く、トランクを開けてもらうと‥中にはザックがいっぱい!屋久島登山に行く人たちなのだろうか?軽いザックの方たちもいて車内の荷台に上げているが、その人達は山に登って帰るところかな?
バスは久留米ICからの乗車を終えてから消灯。途中2時間ほどSAにて時間調整と運転手の仮眠のため停車していた。
席は左側の列・後ろから2番目。左側にあるトイレに行きやすいように「ここ」を選んだのだが失敗?エンジン音が大きくあまり気持ちよくは寝れない。

06:06 鹿児島本港・高速船乗り場に到着
鹿児島から屋久島へ行く船には高速船(トッピーやロケット)やフェリーがある。トッピーは確かに早いが節約の為、フェリー屋久島丸にて渡ることにした。フェリー乗り場まで歩いて移動。

07:00 鹿児島港・フェリー乗船
このフェリーは昨年、貨物船みたいなハイビスカスからフェリー屋久島丸にチェンジ。船はピンク色で思ったよりも大きい。食堂や売店はないがカップ麺やたこ焼きなどの自販機もある。
雨がパラパラ降っていて折り畳み傘を差して乗船。

ボーっ!ボーっ!と汽笛を鳴らして港をゆっくり離れていく。何とも良い。港で作業している人達が手を振ってたので思わずこちらも手を振っちゃいました。

所要時間4時間
客室では雑魚寝。乗客はパラパラである。エンジン音が思ったよりも大きい。買っておいた「バターロールパン」5個のうち1個半食べる。1時間ほど仮眠して自販機にて「きつねドンベイ」を買って食べる。2時間ほどして携帯のGPSにて場所を確認したが‥まだ佐多岬付近手前で鹿児島湾内。なかなか遠いです。遠くには赤色のトッピーが時速80キロで抜いてくのが見えた。

フェリー屋久島丸でいざ!屋久島へ 屋久島が見えてきた〜!

10:55 宮之浦港
この時はまだ天気は曇ってて蒸し暑い。その後晴れてくる。

フェリーを降りてバスの出発までの間にいろいろ準備をする。
観光案内所への登山届の提出。15日下山後の民宿予約。また、登山中の荷物を少しでも軽くする為に必要ない荷物を港入口にある観光センターにあるコインロッカーに預ける。

近くのスーパーへ買出し。麦酒350ml1本、100ml?を1本、焼酎三岳180ml1本買う。

バスにて宮之浦港から紀元杉へ

12:40 宮之浦港入口バス停からバスに乗車。
安房からはバスは高度を上げながら
1時間ほどかけて紀元杉バス停まで山道を上がっていく。


途中、バスの前にお猿さんが道の真ん中に座っていたりもする。
なかなか逃げません。道沿いのあちこちにも居ました。
ヤクサルで小柄。大人しいです。
近所の山で見られる猿とは大違いです。可愛い。

樹齢1000年以上を屋久杉と言っており直径1mほどあるものがそれらしい。
道沿いには大きな屋久杉があちこち!
大きな切り株があちこち!普通に転がっていたりする。

紀元杉を少し過ぎたところでバスは停車。
荷物を一旦置いて紀元杉を見に行く。

この辺までは観光客も多い。ガイドさんが15名ほど引率して説明していた。
ハイノキの花やフタリシズカの花なども多く見られる。

紀元杉

紀元杉から淀川入口、淀川小屋へ

14:18 紀元杉からアスファルト舗装された車道を登山口に向けて上がっていく。
天気は晴れてて暑い。荷物もズッシリ!この時、買っておいたお茶のペットボトル2本を積んでいて重さは推定11kgかな。

14:49〜14:57 淀川入口(登山口)

清掃協力金500円を募金箱に入れて出発道はよく整備されている。杉の根っこがあちこち芸術的に伸びて絵にある。ただ木で出来た階段、ハシゴ風の橋など根っこを保護するものだろうが‥何とも歩きにくい。踏み外しそうである。

淀川登山 小屋までの登山道

15:32 淀川小屋着
既に多くの登山者が小屋に到着していた。夜行バスで一緒だったグループ8名も来ていて御飯作って食べていた。寝床の準備する。奥の部屋にエアーマットと寝袋を敷く。最初、GW過ぎた平日なので登山者も少なく淀川小屋には自分一人かと心配していたが、全然そんな心配はいらなかった。どうも人出が多いGWを避けて来られた方が集中した感じでもある。40人ほど入る小屋はほぼいっぱい。

トイレは少し離れた所に1基。夕方でもライトを付けないと中は暗い。水場は直ぐ下の川。水が豊富と本に載っていたが‥確かに流れてる川の水は豊富。但し、要煮沸と考えた方が良いらしい。

夕食は一人分のアルファ米とレトルトのカレー、持って上がった350mlラガー麦酒1本。旨い!7時過ぎてもまだ明るいが、6時前には皆さん寝始めた。夜中にはネズミの運動会も行われていた。

淀川小屋 水場

5月14日(木)

淀川小屋〜高盤岳展望所〜小花之江河〜花之江河〜黒味岳分岐

単独である私は明るくなってからスタートした方が良いと思ったので4時半に起床。
準備して5時半に出発する。バターロールパン1個の朝食。2本持って上がったペットボトルのうち1本はほぼ無くなっていた。残り1本と水場で汲んだ1リットルの水を積んでおく。

05:30 淀川小屋出発
すっかり明るくなりライトを付ける必要は無い。
鉄橋を渡りと、いきなり急登を上がる。荷物が重い。よく整備された木段や木の根っこの階段を上がっていく。

淀川小屋からまず鉄橋を渡っていく 鉄橋の下には綺麗な川が流れている(前日撮影)

朝日が木々の間から照らされて何とも清々しい。本日も天気は晴れのようだ。
ヤクシカのバンビもひょっこり現れたりするが、シャッターチャンスを逃す。
残念!
でも、ここには鹿がいっぱい!また鹿かよ〜!と言うくらい後で見る。

木々の間から見える朝日が綺麗です 朝日に照らされた木々

06:17 高盤岳展望所
予定よりも1時間早く到着。ちょっとペースを上げ過ぎたか‥。
展望所からは豆腐岩が乗る高盤岳が見える。羊羹か、何かを人数分に切ったような岩が山頂に見える。面白い。
また、この辺にはハイノキの花もポツリポツリと咲いてました。
その後も左側に高盤岳を時々見られ下っていくと視界が開けて小花之江河(こはなのえごう)に出る。

高盤岳展望所 高盤岳の豆腐岩

06:37小花之江河
湿原になってて木道の上を歩き、通り過ぎる。後方には高盤岳が見える。

小花之江河 と そこから高盤岳が見える

06:46花之江河
小花之江河よりもやや大きいからかな?霜も見られた。
また、ここからは黒味岳も見える。
この付近に水場が地図に載っている。おそらく、ここから上る道の途中にチョロチョロ流れている水の事を言っているのかもしれない。生水は勿論、とても汲めそうにない。

花之江河

07:0207:08 黒味岳分岐
少し休憩、ウインダーゼリーとキャラメルを食べる。
重いザックを置いて黒味岳に行って見る。黒味岳へルートには何箇所かロープ箇所あり。
視界が開けると山頂付近を歩いているグループが見えた。今朝早く淀川小屋を出発したグループだろう。

花之江河から黒味分岐へ 黒味岳分岐


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