九重・大船山を目指す!  2003.06.21




この時季「オオヤマレンゲ」が咲いているだろうと思い、今年3度目の九重に登った。
オオヤマレンゲはミヤマキリシマが終わったころに咲く花で、梅雨時期でもあるため見に行くのが難しい。
ところが丁度梅雨の中休みが週末の休みに‥!天気も良くこの機会を逃してはならぬ!
‥と思い朝早くから出かけた。

 コースとタイム

07:05 男池
07:25 かくし水
07:45 ソババッケ
08:35 大戸越
09:40 北大船山
09:55 段原
10:10 大船山

10:30 大船山出発    
10:45 段原
11:43 風穴
12:07 奥ゼリ
12:50 ソババッケ
13:25 男池
 

朝6時30分男池駐車場に到着。
駐車場は満車かと思い、早めに来たのだがガランガランであった。
ミヤマキリシマのシーズンを過ぎると登山者は少ないのだろうか‥。
1組夫婦が登山口から登って行ったが「黒岳」へ登るらしい。
1人寂しく大船山目指して登ることにした。

   
男池 

   
 ゲート  かくし水

   
ソババッケ。黒岳方面と平治岳方面との分岐点 

梅雨時期のため湿気も多くジメジメとしている。
初めてのコースだったのでわからなかったが、オオヤマレンゲがなければこの時期登りたくない道だ!
「長者原から登ったほうが良かったかな?」と少し後悔もする。
まだ新しい足跡を見つける。先に登っている人もいるようだ。
登山道沿いには「コガクウツギ」が至る所に咲いていた。
ひたすら登り続けて赤い「ベニバナニシキウツギ」の花が見かけるようになり、やがて大戸越に着く。

   
 こんな大きな風倒木が登山道にある  ベニバナニシキウツギ。
この時季平治岳、大船山周辺に見られる

大戸越は6月1日に来たが、その日はミヤマキリシマの時季で溢れんばかりの人でいっぱいであった。
でもこの日平治岳から降りてきた人、1人出会ったくらいだ。
男池から登ってきたらしい。先ほどの新しい足跡の人だろう。
ひと休みして大船山を目指して登ることにした。それとオオヤマレンゲ!

大戸越から北大船山の道沿いに「オオヤマレンゲ」が咲くと言われている。
注意深く見ながら登って行ったが見つからない。ベニバナニシキウツギは多く咲いていたのだが‥。
やがて20分くらい登った頃見つけた。
つぼみのオオヤマレンゲ。2本の木に5~6個くらい付いていたかな‥。
残念だが来週くらいに咲くのだろう。
この辺は少なく、時季も少し早かったのかな?とあきらめ山頂を目指す。だが‥。

   
 大戸越~北大船山の斜面。滑りやすい。  途中の登りより平治岳を望む

 
 オオヤマレンゲは蕾でした

オオヤマレンゲの花を見たい方はこちらを見てね!⇓⇓⇓

2004年 鳴子山のオオヤマレンゲ

ところが後でソババッケで休んでいる人に話しを聞いてみると「あったよ!5分くらい登ったところに1本咲いていたよ!」と。
見落としていた!また帰りは別のコースをとったのでこの道は通らなかったのだ。
残念である。来年に期待しよう。
ちなみに2、3日前に鳴子山で咲いているのを見た人もいた。でも翌日の台風で散っただろう‥とのこと。

稜線沿いに北大船山、段原と進んで行く。
段原の火口跡には一昨日の台風のせいか水が溜まって池が出来ていた。
ミヤマキリシマもまだ残っていて綺麗であった。

 
 段原火口原。水が溜まった池溏がある。

 


   
 北大船山(1706m)。  三俣山を望む

段原から大船山に登った後再び段原に戻り帰りはコースを変え東側の風穴に降りた。

 

 
 帰りは段原から段原火口原沿いを通って下る  途中より三俣山

大船山山頂に登頂。
大船山の展望は素晴らしい。
ちょっと霞んでいたのが残念だったが。東側から見る三俣山や中岳はまた別の楽しさを感じさせた。
また直下に見える御池も神秘的である。

   
 大船山山頂にて  山頂より御池を見下ろす

本当は往路は元来た道を引き返すのが普通であるのだが
実はソババッケから大戸越に登る途中に沢山のイモムシ系が糸を引いてぶら下っていたため
帰りはこの道を通りたくなかったためコースを変えたのだ。
でもこの選択は失敗した。

 
 再び段原に戻ってきた。  ここから風穴に向けて下る。

段原から稜線沿いの道は狭く木々が迫っていて通りにくい。
半袖だったらさぞ痛い目にあったであろう。
また米窪稜線から風穴に降りる道も急で慎重に下らないと気を抜くと滑り落ちそうだ。

 
 

風穴からソババッケの道はそんなにUP・DOWNはないが岩がゴロゴロしてて大変だ。
虫さえ我慢すれば元来た道が良かったかな‥と後になって思うのであった。

 
 風穴  男池に戻りました