祖母山 1756m             2008.10.11-12              

半縦走(尾平〜宮原〜九合目小屋〜祖母山〜障子岳〜古祖母山〜尾平越)


  祖母縦走路


以前からやってみたいと思っている祖母・傾縦走であるが中々実行できずにいる。
来年こそは達成しようと計画しているが、いきなりでは何も分からず不安もいっぱいなので、今回は下見を兼ねて半縦走をしてみた。
ルートは前回を登った尾平から宮原ルートで九合目小屋に1泊、翌朝には障子岳、古祖母山を縦走して尾平越からエスケープルートより下り、車を駐車している尾平に戻る1泊2日である。


また荷物も傾山までの縦走を見込んで準備し、食糧も3日分用意。寝袋、インナー、マット、ストーブ、フリース等の防寒着もザックに積んだが軽量化を計ったので15kgに抑えることができた。(飲料水2リットルを含む)


1日目 コースとタイム
10:40 尾平登山口〜12:02 二合目〜13:48 宮原〜14:58 九合目小屋・あけぼの山荘

朝5時半に自宅を出発。都市高速を使って大宰府ICまで向かい、そこから下道を使って日田、ファームロード、黒川を経由して「くじゅう南登山口」には8時50分に着く。遅い朝食をとり尾平の登山口には10時過ぎに到着した。

登山口の駐車場にて同じ福岡から来ていたグループ(4名)と知り合う。彼らも宮原ルートで9合目小屋に泊まり、翌日はブナ林まで縦走してテント泊する事になってたので”旅は道連れ?”という事で一緒に登る事になった。
早朝降ってた雨も止み、絶好の登山日和?となる事を願って尾平を出発する。

前回祖母山に登ったのは2003年なので実に5年ぶりである。登山口には新しいトイレまで出来ていた。
でもルートはそのままである。黒金尾根ルートとの分岐から吊橋を渡り上って行く。

尾平登山口にある駐車場 黒金尾根・宮原ルートの分岐

奥岳川にかかる吊橋を渡る。この橋から見た渓谷はホント綺麗である。水も澄んでいて心が癒されます。

奥岳川にかかる吊橋と橋から見た渓谷

吊橋を渡ってすぐ再び分岐に出合う。標識には「宮原コース・近い、自然林コース・遠い」と書かれている。
どちらも二合目で出合うのであるが、前者は途中に林道を通って上がるようなので今回も自然いっぱいの自然林コースから上ることにした。

段々と傾斜が出てくる登山道。自然いっぱいです。
‥とここでいきなり出合う「二合目」のプレート!
「え〜っ、まだ二合目?」登山口からは一生懸命!結構登っているようなのですが、このプレートには「ガクッ」と来ます。(^^;

自然林の中の登山道を登っていく 二合目。

1200m付近?から傾斜は更に高くなる。ここまで一緒に登ってきたグループとは分れ(彼らは荷物が重いので)、幾分かは荷が軽い私は先に行く事にした。紅葉もこの辺からチラホラ見え出してきた。
やがて1400m(六合目)宮原の分岐に到達。障子岩からの縦走路に出合う。
ここからの尾根はさほど傾斜はなく軽快に足を進められる。九合目小屋まではあと少しだ!

1300m地点 1400m(六合目)宮原の分岐

尾根である縦走路はガスが掛っていて残念ながら何も見えなかった。天気が良ければ紅葉の進み具合も確認出来たと思うが‥
九合目小屋に着く前にここで昼食。ザックに積んでいた食パンにリンゴジャムをのせてランチで〜す!(^^)v
壮大な眺望を楽しみながらのランチを‥と言いたいが真っ白です(^^;;

縦走路 晴れてたらバックが綺麗だったかも

二箇所のヤセ尾根の「前ノ背」「馬ノ背」を用心しながら進んでいく。
ガスが出てて周囲は真っ白だが、それでも登山道沿いには紅葉しているものも見ることが出来た。

ヤセ尾根と道筋に見えてた紅葉

ラストスパート!そして3時前に九合目小屋に到着した。
時間が早かったせいか小屋にはまだ誰も居なくて管理人さんと私のみだった。その後ゾロゾロと小屋にやって来られて、この日は20名ほどが泊まっていた。

同じくヤセ尾根 九合目小屋・あけぼの山荘

着いてすぐ寝床の確保と準備!寝袋も持ってきていたのだが、管理人さんは「毛布だけでいいよ!」と言ってたので寝袋は使わず、その夜は毛布を下に一枚、上に2枚掛けて寝た‥が寒がりの私、途中で寒って更に一枚掛けて寝る。
私だけかと思ったが他の人もやはり寒かったみたい(^^;。この朝はかなり冷え込んでたようだ。

話は戻るが寝床の準備が終えると持ってきた麦酒で一人乾杯。その後小屋に着いた長崎のグループ3名とゆっくり語りながら飲む。
食事は持ってきた白米(アルファー米)にお湯を注ぎ、レトルトカレーをかけて食べた。
そして旨い焼酎も飲む!いや、頂きました。実は黒霧島200mlを持ってきてたが、よく見るとアルコール分20度でしかも量が少なかったんです。長崎から来られたグループの方から40度の焼酎を頂きまして‥実に旨かった〜。
ホント、ありがとうございました m(_ _)m 

ゆっくり時間の許す限り飲んでいると何やら見覚えのある顔が‥「ばばっちくん」だ。
彼とは以前よく一緒に登ってまして、今年の4月に三郡縦走の途中にバッタリ会って以来!久しぶりの再会です。
小屋近くの天場にて今夜はツェルトで寝るようだが、暫く小屋にて一緒に飲み語らいあいました。
白岳一升を持ってきてて、ここでも貰い酒でした〜 (^^)v



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